2010年12月31日金曜日

2010年反省会

今年から日記帳を利用するようになったので、はじめて年内のことについてはじめて省みることが出来るようになりました。

この日記つけるってとてもいいですね。
これまでも 一応スケジュールはつけてはいたのですが、より細かく、日々思いついたことをメモするようになりました。
おかげで思考が蓄積できることになったことは、自分の行動や気持ちの整理にはすっごく役立ちました。すでに来年の分も購入したのですが、今回は3年分見返せるものにしました。

それから、今年はツイッターも利用しはじめましたね。
studio-Lの山崎さんに言われて利用するようになったのですが、これまで収集できなかった情報を得られるようになりました。日記帳とツイッターはちょっと手放せなくなりました。

さて、振り返ってみると、今年はまず、3月に僕の恩師が現役を退かれたことが一番印象深かったです。ただ、さすが恩師、その後の活動でお会いしたときは、現役時代よりいきいきしていらして、若返ってました。こういう生き方すばらしいです。

それから、人生での影響としては、 マルヤガーデンズのイベントの中で、全国トップレベルで活躍するアーキテクトたちの行動を身近にみることができて、大変勉強させていただきました。また、東京のデザイナーさんや編集の方ともで合うことができました。
こうした中でみなさんが時間と労力と資金を投資して、人との出会いを大切にしている姿勢は今後自分にもしっかり活かしていきたいと思っています。

反省点としては、今年は資格試験がまったくだめでした。
えーぃ、ちくしょう。まあこれまでがよすぎたというのはありますが、カスリもしなかったのは、この8年なかったです。前向きに今後のエネルギー充填イヤーと捉えて、来年リベンジに燃えます。

それと、毎年必ず1つ以上コンペをだすと決めていますが、大きなコンペには2回だしました。そしてだめでした。1つはちょっと自信というか、気持ちは込めたんですけどね。自分のこれまでのアイデアの整理にはなりました。
あと、コンペではないのですが、とある九州の技術発表会では最優秀をいただいて、賞金ゲット。 でもこれは受賞というより、九州各地のアーキテクトと交流ができたことのほうが面白かったかな。

最後に、ホームページの運営としては、年末に広告を大幅削除したり、スタッフダイアリー(ブログ)もこっちの方に移行したりしたのですが、これも今後の大幅リニューアルの前準備ということで、期待いただければと思います。来年できるかな。

ホームページへの問い合わせについては、今年はちょっと不思議なことがあって、留学へのレポートや、ランドスケープへの質問などが、ないときにはまったくない月と、同じ質問が一度に集中する月があったりと波がありました。コンスタントにお問い合わせがくるように、もっと工夫できたらいいな~。
また、頂けるメールなんですが、なんだかものすごっく丁寧に書いてくださいます。一昔前は、一行「●●のこと教えて」というメールもありました。やっぱり丁寧に、礼儀正しく書いてくださるのは、すっごく嬉しくって、メディアがいうような「最近の若者感」はここでは見かけられないのですが、もっと気軽にご連絡いただいてもOKですよ。お気軽な感想もお待ちしています。

そして、最後に今年当初に立てていた個人的な今年の目標
簡単歩くO脚矯正を目指していたのですが、うん、まだ矯正中。成果あるのか?いや、どうでもいいですね。
では、来年もゆるーく、更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

2010年12月25日土曜日

医療とまちづくりと100円居酒屋

僕の友人に、延岡という町で1年前に開院した榎本 雄介というお医者さんがいます。

彼は、今自分の病院の2階で、毎月第2水曜日に「100円居酒屋」を行っています。

これは、100円持ち寄れば、飲み放題、食べ放題という集いで、地域の皆さんの「居場所」作りを目的として、医者や看護師、市役所職員、大学教員などが中心になって始めました。


店員のかっこをしているのが、榎本くんです。イケメンです。(10月13日のブログから拝借)

100円で大丈夫?とは誰でも思うことなんですが、地域の方が、いろいろ差し入れに来たりしてくれるそうなんです。


榎本くんは常々
「地域医療の目的はそこに住む人を幸せにすること。町全体が元気になり、「ここに暮してよかった」と思えるようにならなければならない、まちづくりと地域医療は一体である」
ということを話してくれるのですが、その一つの形がこの100円居酒屋で見えてきます。


榎本くんと話をして、町づくりの形をいろいろ気づかせてくれました。

将来、彼のまちづくりを取材して、なんらかの形で表現していきたいな・・・が僕のちょっとした夢にもなっています。

他にも榎本くんのブログは、 地域づくり、まちづくりのヒントになることが満載なので紹介しておきます。

 ○ 大貫診療所
http://oh-nuki.com/
○院長ブログ
http://enomo.oh-nuki.mods.jp/

2010年12月23日木曜日

公園探訪:公園の中の吊り橋

この前車で通りがかった公園に、気になる物を発見。

吊り橋だ。。

ちょうどそのときは用事で急いでいたので、その場は通り過ぎて、帰りにその公園に寄ってみました。

吊り橋は、ちょっと寂れた感じの街区公園と、裏山の散策路をつなぐように設置されていて、その境界は、排水路になっていました。

正直、この吊り橋自体のデザインは、派手だし、大げさに感じるのですが、 普通の街区公園に作られているのは珍しかったです。

それに、この吊り橋は、公園の外に向かって作られている。。

この公園区域がどうなっているのかはわかりませんが、もし管理区分を超えて、裏山と公園をつなぐためにつくられた、境界を結ぶ橋というなら、とってもすてきです。そういうことは公共空間ではなかなか難しいことなのです。

まぁ、もしかすると、この裏山とこの公園は同じ公園区域なのかもしれませんけど。。(きっとそうなのでしょう。フェンスがありますが、水路への転落防止柵でしょうから。)

でも、ちょっとどきどきしてしまいました。
まぁそれぐらい、公園と他の地域を結ぶデザインというものに僕はあこがれています。

僕は境界のデザインって大事だと思っています。(特にエコロジカルデザインはほぼ境界のデザインですから。)

それはつまり、つなぐデザインになるからです。

よく日本のランドスケープデザインは、造園的な成り立ちから、箱庭的・境界的と言われますが、よりオープンに開かれることは、ランドスケープの役割と思っています。

これまでも、こういう公園区域外までデザインを提案して、いろいろな行政の縦割りを超えて実現した経験は何度もあります。


やっぱり公園というものは、公園区域内にとどまらず、より広いエリアから捉えて結びついていかないといけないですね。

2010年12月21日火曜日

廃校舎と古民家でかまど料理体験

今回、昨年廃校になってしまった学校と近くの古民家をつかっての「かまど料理体験教室」というものに参加してきました。
かまど料理も魅力的なのですが、廃校になった小学校を使ったイベントに参加するのも初めて。

この小学校は、ごらんの通り、 136年もの歴史があった小学校のようです。
校庭には閉校記念碑 がたてられています。校舎はまだ新しく、地域活動の場として利用されているようです。右は、小学校の図書館の入口ですが、デッキとベンチがかわいらしいです。

さて、まずは家庭科室(机が3つしかない、かわいい教室です)を利用して子供達の材料切りです。

メニューは「豚汁」で、新鮮な土付きの野菜がならびました。

教えてくれる先生は、この地区の婦人会のみなさんと親がつとめます。


野菜をきった後は、 学校から100mほど歩いたところにある二見家とよばれる古民家です。

薩摩藩の境目番所の一つである「去川の関」の御定番役の屋敷です。

こちらのかまどをつかって、豚汁とお米を炊きました。
かまどの煙がもくもくと屋敷を覆いますが、やっぱり子供達は大喜び。

1時間ほどかけて、火の番をして、できあがった料理は、みんなで囲炉裏を囲んで仲良く食べました。

このお米のおいしいこと!!

ご米だけでにこにこです。
思わずこの恵みに感謝してしまいました。

今回は、市のイベントとして、廃校となった小学校と、古民家を舞台に体験学習をしましたが、忘れては行けない地域の営みについても考えることのできる体験でした。

せっかくすばらしいものが地域に残されているので、今後も積極的に地域づくりにいかしてほしいと思います。





2010年12月19日日曜日

公園探訪:離島の街区公園

離島に訪れたときに、フェリー乗り場に隣接して整備されていた公園をみつけた。
公園施設としては、多目的広場と児童遊具、プール小、バスケットゴール、トイレ、散歩園路とけっこう多彩。

最初は何気なしにみてまわったけど、そのうち興味がわいてきた。

 まず気に入ったのは、公園入口。
本来は、公園名が掲げられているはずのサイン板(写真左側)には島の名産の紹介看板が張ってあった。

うん、フェリー乗り場に面しているし、島らしくっていいと思う。

 

 それから、不思議なことに小さいプールが。。
近くには砂浜もあるけれども、幼児用かな。あまり見かけないので興味津々。

それから、バックの給油タンクが港ならではの景観だよね。





これは東屋?
見るからに不思議。待避場かな?ともおもったけど。。
窓ガラスがゴージャスというか不思議な雰囲気。

ちなみに、手前の園路は、車道の縁石段差があって、とぎれた感じ。。なにがあった??

2010年12月17日金曜日

ロータリー交差点

とある地方の町で車を走らせていると、店舗看板に「ロータリー」前という表記を見つけました。
「お、めずらしいなぁ」
と、思わず方向転換。

ちょっと主幹道路からはずれたところに、立派なロータリーを発見。
でもそれでも交通量は多く、けっこう新しい感じ。

実は、日本のロータリー交差点というのは、かつては、大規模なものが全国であったものの、いろいろな要因でずいぶん廃れてしまいました。

Wikipedia
ロータリー交差点

僕もこれまで大きなロータリー交差点は、白黒写真でした見たことがなかった(駅前広場等のロータリーはのぞきます)ので、しばらくロータリーの片隅で、車の流れを楽しんでしまいました。いや、用事の途中でそんな時間はなかったんだけども。

英国の地方都市を訪れたときにはロータリー交差点(ラウンドアバウト)を見ていたので、日本でもつくれないの?って道路技術者に聞いたことがあったのですが、道路交通法などの問題でつくれない、って言われました。

でもこうして、立派なロータリーが可動しているし、町中にぽっかりオープンスペースができるのは、景観的にも防災的にもよさそうだ。町と町との境にあると、シンボルになって楽しそうだ。(それに昔から多岐の道路は鬼や幽霊が迷うので厄よけに集落入口にはつくられていたっていうし。)
都市の中では、公園にはならないけれど、工夫すればビオトープ的なサンクチュアリにもなりそう。

ロータリー交差点の利点が見直されているという声はずいぶん前から聞いているので、今後のまちづくりの手法事例として期待してみよう。

2010年12月15日水曜日

どんぐりを探そう

 近所の博物館で子供を対象にした「どんぐりを探そう」というイベントが行われていました。

この博物館は、市街地最大の鎮守の森の中にあるので、森はとっても身近にあります。
こんなに恵まれた場所にあったのですが、これまでこうしたイベントは開催されておらず、はじめての開催ということでした。

ちょっと驚きですが、逆にこうした公開講座の必要性がたかまっているのでしょうね。

さて、今回の参加人数は20人程度。
意外に小さな子供との親子が多かったのですが、盛況だったです。

リーダーとして、博物館学芸員の方と、ボランティアスタッフが一人。
さすが学芸員さんです。かなりお詳しく、また話題も豊富なのですが、いかんせん知識レベルが高くて、子供達には難しかったですが、僕自身は満足。むしろ親のカルチャー教室を開いてくれてもよかったぐらい。


ドングリ探しの森探索を終えた後は、「どんぐりの図鑑」づくり。足りなかったたどんぐりもあったのですが、かなり立派な図鑑ができました。

大人がこのどんぐり図鑑をつくっている間にこどもたちは、どんぐりのコマどんぐりのヤジロベイをつくっていました。

大人も子供もドングリに夢中になる姿をみて、ドングリって、身近なのに不思議な人を魅了する素材なのかも、って思いました。

フィールドがあれば、いろいろな素材もたくさんあるし、そこに知識のある人がはいれば、そこがミュージアムになります。
もっともっとたくさんの屋外空間が、こんな大人にも子供にとってもいい教育現場になってほしいと思います。



2010年12月13日月曜日

ベンチのはなし

この前、ひさしぶりに鹿児島市の商業施設マルヤガーデンズの屋上を訪れてみたら、新しいベンチがおいてありました。
おお、かっこいい!!
 これいいなぁ~。
 うん、いいなぁ~。

それと、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、
2枚目の奥のベンチには、取り外し可能なテーブル台がのっかっています。
こういうシンプルデザインのファニチャーがでてくるとおもしろいなぁ。


ところで、一般的な公園のベンチのお値段ってご存じでしょうか。
実はけっこうお高いのです。
メーカーものの本体価格で、安くて8万円台。高いもので30万円ちかくします。
ちょっと驚いてしまう価格ですよね。

ただ理由もなく高いわけではなく、長期的に設置され、不特定多数の利用が前提なため、耐候性能をもっていたり、地域の木材をつかったり、公共空間に耐えうる機能や品質をもっていたりするためこうした価格になってくるようです。

もちろん手作りのようなベンチも導入を考えてみてもいいとはおもいますが、その場合は、公園の管理体制などを踏まえおく必要はあります。
それに、軽い物だと盗まれちゃうこともあるんですよね。。悲しいですけど。

だから公園のベンチは大切につかってくださいね。
いまのベンチは、壊れた木材部分だけを取り替えるものもあって、エコや維持管理コストなどにも配慮されるようになりました。

そういえば、ある公園デザインのガイドに、立派な舗装をつくるぐらいなら、芝生にベンチをおいた方が、利用者の利用度が上がるということがかかれていました。
そういったトータルな利用やコストを踏まえて、ベンチというファニチャーが活かされてほしいと思います。


それから最後に、前のブログにも紹介したことがあるのですが、寄付ベンチという取り組みがあります。
東京都建設局「思い出ベンチ」

公園はみんなのものですが、もっと身近になるためにベンチから考えていくこともできるんじゃないかな。

2010年12月10日金曜日

気候変動適応の方向性

先月、環境省から、「気候変動適応の方向性」の最終報告書が公表されました。

気候変動適応の方向性
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/adapt_guide/index.html
長期的な緩和策はとっていくのですが、その影響はさけられないということでの<適応>策を考えようということです。
さて、まだテレビや教育現場では、<地球温暖化>という言葉が使われていますが、気温が上がる事象だけが注目されて誤解を招くので、最近は<気候変動>という言い方をします。
高温なり、冷温なり、適応できない急激な気候の変化が社会に大きな影響を及ぼすという視点です。

・・・
さて、それはともかく、こうして適応策についての国の方向性がでました。
具体的にイメージしやすいハード・ソフトの多様なオプションが表として報告書の最後の方(P47~)でかかれているので抜粋してみましょう。
 

水資源から災害、食料、健康面までありますが、生物多様性の項目も多くありますね。

自然生態系の場合、モニタリングやマップ制作の項目がおおくありますが、実際どの先進国でも実践的な段階にまで進んでいなかった項目で、これがないと対策の取りようがないので、スタートラインにつくための大切な施策です。

他にも取り組みのステップや、住民とのコミュニケーションなどの情報も報告書に掲載されています。

こうして具体的な対策を見ると、気候変動や生物多様性の問題も生活に関与するかなり身近な問題に感じます。

2010年12月8日水曜日

造園施工管理技士は施工管理技士のうちで最難関

僕が1級造園施工管理技士を取得したのは、もう十数年も前になるのですがその試験の帰りに今でも忘れられないいや~な体験をしました。

福岡での試験の帰りに、試験会場からバスに乗ったのですが、 そのバスの中で、他の施工管理試験の受験者が造園施工管理技士について話していました。

「造園施工管理技士試験なんて、簡単だからいいよな~」
「あんな試験取る必要あるのか?造園なんて土木の下だろ~」
「木とかが問題だろ?俺たちは管とか規格があって大変なのになぁ」


ムカムカムカムカ。。
(╬⓪益⓪)
怒りゲ-ジMIN■■■■■□MAX 

たぶんその時の僕、すっごい顔してたと思います。

でも、この経験が、僕のその後の資格取得(特に技術最高資格の技術士で造園を表現する自己満足プロジェクト)や、造園やランドスケープの普及や向上活動にも結びついている(1級造園を取得後、「ランドスケープをしよう」を立ち上げた)と考えるといい経験だったのですけどね。


そして時は移り。。

景観緑三法が制定され、 緑の潜在的な価値が見直され、NHK朝の連続ドラマのヒロインの職業にもなり、造園の社会的な価値や必要性が高まっている今では。。

「(造園施工管理技師は)施工管理技士のうちで最難関である」
BY wikipedia:造園施工管理技士

ひゃっほ~!!!!
ヽ( ̄ ̄∇ ̄ ̄)ノ

いや~いつのまにやら、こんなことになっていたんですね。
造園施工管理技士の皆さんにはどーーーんと胸を張って欲しい!!

「平成21年度の1級造園施工管理技士の最終合格率(一次合格率32.7%×二次合格率25.3%)は8.2%であった。 」

・・・・いや、これはちょっと難関すぎてない?


2010年12月6日月曜日

まちづくりフリートークまつり

先日、僕の恩師が仕掛け人である「まちづくりフリートークまつり」に参加してきました。

地域で様々な領域で活動している11名の方に、10分間づつフリートークをしてもらおうという企画で、今回はその2回目です。

1回目は用事があって参加できず、今回も離島に行く予定で不参加を伝えていたのですが、突然そのスケジュールがずれたため、念願の参加となりました。

開催前に恩師に挨拶にいったら、なぜかタイムキーパーと録音係を仰せつかったのはいい思い出です。。

さて、今回のこの「まちづくりフリートークまつり」は、短い時間(10分間程度)でたくさんの人に、一つの地域に特定してフリートークをしてもらう、という手法になっています。

実は、恩師は、僕たちが学生の頃から
「ランドスケープやまちづくりについて、住民が井戸端話のように話すようになること」
が大切と常々おっしゃっていましたから、その1つの形としてこの「まちづくりフリートークまつり」になったのだと思いました。

1つの「テーマ」のついて、その専門家に1時間半から2時間お話を伺うというような<シンポジウム形式>は、確かにまちづくりの功績になりうるのですが、それが成果につながるかというのは、常々疑問でした。なんとなく聞いただけで「まちづくりをした」という気になってしまうんですね。

今回のこの「まちづくりフリートーク」参加者の感想を聞いてみると、今回のような短時間のフリートークで、多種多様な切り口で新たな地域の姿が一度に見えてとても面白く、また多くの人が参加することで、自分も輪に入ってみようという気持ちにもなってくるようです。

また、10分間という短い時間は、いい意味で<物足りなさ>を感じ、その後、講演者に質問したり、挨拶したりという 交流を発生させていました。

今回は特に、環境から健康、歴史、森林、子供、食、景観といった要素からこの地域の姿が見えてきました。一回目も12のフリートークがあったと聞きましたから(フリートークの内容は、まとめられて送付されます)、ずいぶんといろいろな地域の魅力がみえてきたのではないでしょうか?そして第三回目がすでに組まれています。

「シンポジウム」がまちづくりの<答え>を求めるのに対して、この「フリートークまつり」では、地域を見る<視点><やる気>がもらえる手法なのだと感じました。

ワークショップが様々な場所で行われていますが、住民第一主義(住民まかせ)というのもなかなか行き詰まることがおおいようです。

今後の新しい手法として、
「フリートークまつり」>「ワークショップ」 
のコンボが、うまくつながるまちづくり手法の1つになるように思えます。

成功の鍵は、1つ1つの成功よりも、継続的に開催することでしょうか。
 本物の「まつり」のように、ずっと地域に根付いて欲しい と思います。

 (参考url)
南九州大学: 
「都城まちづくり学習会」開催のお知らせ

2010年12月3日金曜日

HP更新:ちょっと改造

前回の「ランドスケープBOOKLIST」の更新に合わせて、ホームページのレイアウトを小改造しました。

実は、トップページ以外のほとんどのページでテキスト広告を消し去って、ページ幅をいじってみました。(本などの紹介は、ページの内容を補完するものなのでそのまま。)

広告をいれた理由は、収益というより(そもそもHP運営費よりも低かったですけど)ボランティアだけでするんじゃないんだぁ、という個人的な気持ちの理由からです。

でも、個人的なホームページ運営からある程度脱却して客観的な運営を心がけられたのも、この広告導入のきっかけが大きかったかなぁ~と振り返ってみるとそう思います。

ではなぜ今になって、大幅に広告を削ったかというと、
いい広告もあれば、ちょっと内容に対して不信感のある広告もあったり、
見た目の問題も当初からあったのですが、
今後、さらにいろいろな方と協力できるホームページ運営を進めるためには、余分なものはできる限り削除していきたいと考えたからです。

まだもやもや段階ですが、ホームページの改造はこれからも進めていきますし、最終形にはずいぶん時間がかかることになりますが、これからも応援やアドバイスをいただけると幸いです。

2010年12月1日水曜日

HP更新:「ランドスケープBOOKLIST」24冊更新!

本日、メインページコンテンツ「ランドスケープBOOKLIST」を更新致しました。

今回は6カテゴリー24冊です。

「ランドスケープをしよう」
>ランドスケープBOOKLIST

実は、カテゴリーの数も増やしまして、
「都市・まちづくり」「都市・農村計画」
そして新しいカテゴリとして
「まちづくり」を追加しまして、ハード、ソフトを切り離してわかりやすくしてみました。


さて、目玉はやっぱり、ひさびさのランドスケープカテゴリーの紹介。
日本語で書かれた初のランドスケープデザイン近代史教科書ということで、ぜひ目をとおしたい書です。
それから、
「葉で見わける樹木 増補改訂版」 
も増補改訂版がでました。とってもわかりやすいシリーズなので、嬉しいです。

でも、今回はそのほかにも、樹木シリーズをかなりアップしました。
たくさん出版されているということは、最近また樹木めぐりがブームなのかな?
それから、みなさんがこのサイトで購入した本のデータなどを参考に、図書を集めたり、並び替えも行っています。
いろいろと使いやすいブックリストを目指していますので、ご要望や掲載希望の図書などがありましたらご連絡ください。