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このうち、参考資料の方は、絵や画像入りで、もわかりやすく、今、日本で河川の姿をどう進めようとしているのかが分かりますので、一般の環境に興味をもっている方にもおすすめします。
(←かめさん、がんばれ!!)
(←かめさん、がんばれ!!)
さて、特に今回の追加で興味をもったのは、河川の<のり肩・水際部>に焦点をあててくれたこと。自然生態系にとって、水際のような<境界>空間は非常に重要なのです。
これまで土木技術は、なかなかこうした境界について、手につけにくい場所でありました。今回こうして設計上の留意点としてあげられたことは大きな広がりをもちはじめるのだと思います。
あと、護岸の表面のテクスチャの話も書いてあるのですが、最近の疑似自然風の景観護岸ブロックよりも、昔からある左端のようなブロックのほうが風景になじむと思っていましたので納得です。自然に似せようとしてより人工的になるようなものは、滑稽というより悪意だなって感じてしまいます。
それから、護岸についての考え方として、こんなことも指摘しています。
①護岸は、のり肩・水際部に植生を持つことを原則とし、直接人の目に触れる部分を極力小さくすることが望ましい。なお、その護岸自体が川らしい景観を創出する場合は、その限りではない。
②護岸は、周囲の景観と調和するとともに、水際及び背後地を重要な生息空間とする生物が分布している場合は生息・生育空間・移動経路としての機能を持つことが望ましい。
まぁ、こうした技術基準も最近では、かなり一般用にほぐされて、解説されるので、おもしろいものがあれば、今後も紹介します。
身近にある河川の未来も考えるきっかけになればいいなと思います。
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