2010年12月13日月曜日

ベンチのはなし

この前、ひさしぶりに鹿児島市の商業施設マルヤガーデンズの屋上を訪れてみたら、新しいベンチがおいてありました。
おお、かっこいい!!
 これいいなぁ~。
 うん、いいなぁ~。

それと、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、
2枚目の奥のベンチには、取り外し可能なテーブル台がのっかっています。
こういうシンプルデザインのファニチャーがでてくるとおもしろいなぁ。


ところで、一般的な公園のベンチのお値段ってご存じでしょうか。
実はけっこうお高いのです。
メーカーものの本体価格で、安くて8万円台。高いもので30万円ちかくします。
ちょっと驚いてしまう価格ですよね。

ただ理由もなく高いわけではなく、長期的に設置され、不特定多数の利用が前提なため、耐候性能をもっていたり、地域の木材をつかったり、公共空間に耐えうる機能や品質をもっていたりするためこうした価格になってくるようです。

もちろん手作りのようなベンチも導入を考えてみてもいいとはおもいますが、その場合は、公園の管理体制などを踏まえおく必要はあります。
それに、軽い物だと盗まれちゃうこともあるんですよね。。悲しいですけど。

だから公園のベンチは大切につかってくださいね。
いまのベンチは、壊れた木材部分だけを取り替えるものもあって、エコや維持管理コストなどにも配慮されるようになりました。

そういえば、ある公園デザインのガイドに、立派な舗装をつくるぐらいなら、芝生にベンチをおいた方が、利用者の利用度が上がるということがかかれていました。
そういったトータルな利用やコストを踏まえて、ベンチというファニチャーが活かされてほしいと思います。


それから最後に、前のブログにも紹介したことがあるのですが、寄付ベンチという取り組みがあります。
東京都建設局「思い出ベンチ」

公園はみんなのものですが、もっと身近になるためにベンチから考えていくこともできるんじゃないかな。

2 件のコメント:

  1.  公園では、散策したり、子どもを遊ばせたりした後、ホッと休めるという点では、ベンチの役割は大切だと思います。今後、利用者の視点に立った良いベンチが開発されていくのではないかと思います。

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  2. 最近はデザイナーさんの注目も浴びているようです。この前は緑化ベンチなるものを見ました。公園にとけ込み、かつ癒しや感性を感じるベンチがもっとでてくるといいですね。

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