2010年12月6日月曜日

まちづくりフリートークまつり

先日、僕の恩師が仕掛け人である「まちづくりフリートークまつり」に参加してきました。

地域で様々な領域で活動している11名の方に、10分間づつフリートークをしてもらおうという企画で、今回はその2回目です。

1回目は用事があって参加できず、今回も離島に行く予定で不参加を伝えていたのですが、突然そのスケジュールがずれたため、念願の参加となりました。

開催前に恩師に挨拶にいったら、なぜかタイムキーパーと録音係を仰せつかったのはいい思い出です。。

さて、今回のこの「まちづくりフリートークまつり」は、短い時間(10分間程度)でたくさんの人に、一つの地域に特定してフリートークをしてもらう、という手法になっています。

実は、恩師は、僕たちが学生の頃から
「ランドスケープやまちづくりについて、住民が井戸端話のように話すようになること」
が大切と常々おっしゃっていましたから、その1つの形としてこの「まちづくりフリートークまつり」になったのだと思いました。

1つの「テーマ」のついて、その専門家に1時間半から2時間お話を伺うというような<シンポジウム形式>は、確かにまちづくりの功績になりうるのですが、それが成果につながるかというのは、常々疑問でした。なんとなく聞いただけで「まちづくりをした」という気になってしまうんですね。

今回のこの「まちづくりフリートーク」参加者の感想を聞いてみると、今回のような短時間のフリートークで、多種多様な切り口で新たな地域の姿が一度に見えてとても面白く、また多くの人が参加することで、自分も輪に入ってみようという気持ちにもなってくるようです。

また、10分間という短い時間は、いい意味で<物足りなさ>を感じ、その後、講演者に質問したり、挨拶したりという 交流を発生させていました。

今回は特に、環境から健康、歴史、森林、子供、食、景観といった要素からこの地域の姿が見えてきました。一回目も12のフリートークがあったと聞きましたから(フリートークの内容は、まとめられて送付されます)、ずいぶんといろいろな地域の魅力がみえてきたのではないでしょうか?そして第三回目がすでに組まれています。

「シンポジウム」がまちづくりの<答え>を求めるのに対して、この「フリートークまつり」では、地域を見る<視点><やる気>がもらえる手法なのだと感じました。

ワークショップが様々な場所で行われていますが、住民第一主義(住民まかせ)というのもなかなか行き詰まることがおおいようです。

今後の新しい手法として、
「フリートークまつり」>「ワークショップ」 
のコンボが、うまくつながるまちづくり手法の1つになるように思えます。

成功の鍵は、1つ1つの成功よりも、継続的に開催することでしょうか。
 本物の「まつり」のように、ずっと地域に根付いて欲しい と思います。

 (参考url)
南九州大学: 
「都城まちづくり学習会」開催のお知らせ

2 件のコメント:

  1.  まちづくりフリートーク、おもしろい取り組みですね。こういった取り組みしている地域があることをもっとたくさんの人に知っていただいたいですね。
     このような取り組みを知ることをきっかけに、県内各地で景観づくりに向けた様々な取り組みが進むことを期待します。

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  2. 僕もこの手法での効果に驚きました。みんなリラックスして楽しんでいたみたいです。

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