2010年12月21日火曜日

廃校舎と古民家でかまど料理体験

今回、昨年廃校になってしまった学校と近くの古民家をつかっての「かまど料理体験教室」というものに参加してきました。
かまど料理も魅力的なのですが、廃校になった小学校を使ったイベントに参加するのも初めて。

この小学校は、ごらんの通り、 136年もの歴史があった小学校のようです。
校庭には閉校記念碑 がたてられています。校舎はまだ新しく、地域活動の場として利用されているようです。右は、小学校の図書館の入口ですが、デッキとベンチがかわいらしいです。

さて、まずは家庭科室(机が3つしかない、かわいい教室です)を利用して子供達の材料切りです。

メニューは「豚汁」で、新鮮な土付きの野菜がならびました。

教えてくれる先生は、この地区の婦人会のみなさんと親がつとめます。


野菜をきった後は、 学校から100mほど歩いたところにある二見家とよばれる古民家です。

薩摩藩の境目番所の一つである「去川の関」の御定番役の屋敷です。

こちらのかまどをつかって、豚汁とお米を炊きました。
かまどの煙がもくもくと屋敷を覆いますが、やっぱり子供達は大喜び。

1時間ほどかけて、火の番をして、できあがった料理は、みんなで囲炉裏を囲んで仲良く食べました。

このお米のおいしいこと!!

ご米だけでにこにこです。
思わずこの恵みに感謝してしまいました。

今回は、市のイベントとして、廃校となった小学校と、古民家を舞台に体験学習をしましたが、忘れては行けない地域の営みについても考えることのできる体験でした。

せっかくすばらしいものが地域に残されているので、今後も積極的に地域づくりにいかしてほしいと思います。





4 件のコメント:

  1.  校章に、「去小」とあったので、もしやと思いましたが、去川は、何度か業務にもあたったことのある思い出の地でもあります。そして、かまどでご飯を炊くのは、とても風情があり、子どもたちの表情も緩んでいるように思えます。

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  2. とてもいい場所にある小学校でした。独特の地形と景観に囲まれているところですね。かまどの炎も、子供達をひきつけてやみませんでした。いい体験をしました。

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  3.  二見家には私も行ったことがあります。以前は庭を含めて荒れ果ててたのでしょうね。大銀杏を何度か見に行きましたけど、こういう住宅があることすら気づきませんでしたから。
     復元された二見家、これからも地域の人たちに使われることで、より一層、愛着を持ってもらえるといいですね。

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  4. 門から庭まで丁寧に復元されていました。南九州を代表する建築様式が残されているようですね。二見家の方々が案内してくれました。できれば復元前の建物も見ておきたかったです。

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