僕の友人に、延岡という町で1年前に開院した榎本 雄介というお医者さんがいます。
彼は、今自分の病院の2階で、毎月第2水曜日に「100円居酒屋」を行っています。
これは、100円持ち寄れば、飲み放題、食べ放題という集いで、地域の皆さんの「居場所」作りを目的として、医者や看護師、市役所職員、大学教員などが中心になって始めました。
店員のかっこをしているのが、榎本くんです。イケメンです。(10月13日のブログから拝借)
100円で大丈夫?とは誰でも思うことなんですが、地域の方が、いろいろ差し入れに来たりしてくれるそうなんです。
榎本くんは常々
「地域医療の目的はそこに住む人を幸せにすること。町全体が元気になり、「ここに暮してよかった」と思えるようにならなければならない、まちづくりと地域医療は一体である」
ということを話してくれるのですが、その一つの形がこの100円居酒屋で見えてきます。
榎本くんと話をして、町づくりの形をいろいろ気づかせてくれました。
将来、彼のまちづくりを取材して、なんらかの形で表現していきたいな・・・が僕のちょっとした夢にもなっています。
他にも榎本くんのブログは、 地域づくり、まちづくりのヒントになることが満載なので紹介しておきます。
○ 大貫診療所
http://oh-nuki.com/
○院長ブログ
http://enomo.oh-nuki.mods.jp/
とてもおもしろい取り組みですね。
返信削除私も、単なる客数や経済効果の向上という観点ではなく、住む人たちが幸せになること、ここに暮らして良かったと思えるようになることという視点から、人の交流に焦点を当てた観光研究をしています。
「観光」というと最近は量的なものを対象とした施策が打たれがちですが、「交流」と考えれば質的なものが問われます。榎本さんは、まさに「交流」の場を作っているんだなあと思いながら読ませていただきました。
今後の取材も期待しています。
僕もとても注目しています。こういう人だからよく人が集まるのですが、集まるだけで人が動き、まちがかわっていく原動力になるとも思っています。これぞまさに地域側からの創造の力の出発点になっていくのだと思います。
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